「お花見から帰ってきれるかなあ・・・?」

私は屯所を歩き回る。

「あれ、蝶ちゃん。どうしたの?」

幸い沖田さんはお花見から帰ってきていたようだった。

「あ、沖田さん!!この文字読めますか?」

私は土方さんの詩集を渡す。

「蝶ちゃんこれよくみつけたね!!!これはね・・・」

そう言って沖田さんから内容を聞いた。

「あははっ!土方さんって案外ロマンチストなんですね!!!」

「そうそう!!面白いよね!!!」

私たちは二人で土方さんの詩集を評価し合っていた。

「お前らなにやっているんだ?」

私たちの声が大きかったのか、土方さんが肩を回しながら歩いてくる。

「あ、土方さん・・・」

私は背筋が冷たくなっていくのを感じた。

「ああ、土方さん。いまね土方さんの俳句を蝶ちゃんと評価してたんですよ!」

NO!!!!!!!!

沖田さんそれ言っちゃダメでしょ!!!!!