「強ければ、屯所に置いてもらえますか?」

蝶はそうつぶやく。

「え?」


「私、剣なら多少できます!!」

自信に満ち溢れた声で蝶が話す。

「そうか。それは頼もしいな。」

「じゃあ土方さんと一本勝負すればいい♪」

総司が面白半分に乗る。

「一応副長だし。」

「総司、一応は余計だ。俺は構わないが・・・・」

俺は手加減はできない。

それでもこいつはいいのか?

「いいですよ!その申し出受けて立ちます!」

蝶は俺を見て微笑む。

その微笑みに不覚にも目を奪われた。