誠の紅桜に止まる蝶

「一本!勝者蝶ちゃん!!」

そう沖田さんが告げた瞬間ざわざわと周りが騒ぎだす。

「うそだろ・・・あの鬼の副長に勝つなんて・・・・」

「何者だあいつ・・・」

私、勝っちゃいました。

やばい・・・・ここは負けるべきだった?

そう考えていると後ろから殺気を感じた。

土方さんの後ろに真剣を持った男がいる。

私は地面を蹴り空中で一回転をし、土方さんの後ろに回る。

そして私は腰に差していた舞扇で受け止める。

「あなた、誰?」

「っち!急に出てきやがって!お前邪魔だ!!」

男が切りかかる。

私は舞扇でまた受け止める。