誠の紅桜に止まる蝶

「あ、はい・・・・」

私はうつむく。

そうだ、私帰る家ないんだ。

しかも私さっきまで夜だったのに今は昼。

完璧時代を超えてきている・・・・

どうやって、戻ればいいんだろう?

「そうかそうか。じゃあ屯所に来ればいい!」

「なっ!近藤さん!屯所は女人禁制ですよ!」

土方さんが驚いて止めに入る。

「だが、歳。このままこの子をここに置いてはおけないだろう。」

「ですが・・・・」

「あの。」

私はおずおずと声をかける。

「ん?どうしたんだい?」

近藤さんは優しく話を聞いてくれる。