「あれっ、蝶ちゃんなにやって・・っ!」

向こうから来た沖田さんの顔に思いっきり雪玉が当たる。

うわあ・・・あれは痛い。

すると沖田さんは笑顔で雪を払う。

「蝶ちゃん、俺も加戦してあげるよ♪」

そう言って沖田さんが素早く雪玉を行くる。

「うわっ!総司があっちにいるぞ?」

新八さんの声がこだます。

「まぢかよ・・・」

原田さんが顔を引きつらせる。

「さあて、俺の顔に当てたのは誰?」

「平助!」

「原田!」

「新八!」

三人が一斉にお互いの名前を呼び合う。

うわあ・・・ある意味綺麗に分かれてる。

私は苦笑いをこぼす。