「蝶行ったわね。」

瑠璃の声がひびく。

「ああ。さすがわしらの娘じゃ。きっと幸せになるじゃろう。」

「ええ。ねえ刹那?私たちが出会った時のこと覚えてる?」

「ああ、もちろんじゃよ。」

「あの時の瞳を蝶はしていたわ。」

「そうじゃな。」

「きっと、大丈夫ね。」

「ああ。」

二人は見つめあい静かに微笑みあった。