「蝶!!??」

さっきまで俺の腕の中にいた蝶が光と共にはじけ飛ぶ。

「うそだろ・・・?」

なぜか頭では冷静に蝶が時を超えたのだろ理解している。

だけど、心が追い付かない。

まだ、蝶の愛しているの声が耳に残っている。

「俺はまだ伝えてねえよ・・・」

初めて、涙が零れた。