誠の紅桜に止まる蝶

すると土方さんが厳しい表情をこちらに向ける。

「お前は留守番だ。」

「どうして?私だって少しくらい役に立てるはずじゃないんですか?」

「お前に人を斬らせたくないんだ。」

土方さんの瞳は意見を覆すつもりはない。

だけど、それじゃ・・・

「でも、私だって新撰組の一員じゃないの・・・?」

「蝶君。気持ちはわかる。だけど、今回この騒動に君を巻き込むわけにはいかないんだよ。」

近藤さんが私を慰めようとするう。

だけどその言葉が余計に私に疎外感を覚えさせる。

まるで、お前はこの時代の人間じゃないから関わる必要はないんだよと言われているような、そんな感覚に陥る。

「話し合いはここまでだ。」

土方さんの言葉でみんなが立ち上がり出ていく。

私もふらふらと部屋を出ていく。