誠の紅桜に止まる蝶

「なにか不安なことでもあるのか?」

土方さんが優しく問いかけてくれる。

「土方さん?」

「なんだ?」

「私がどこに居ても土方さんのことを一番好きだってこと忘れないでね?」

「いきなりなんだよお前。」

土方さんが不思議そうに尋ねる。

「ううん!なんでもない!さあ、起きようか!!」

そう言って私は勢いよく起きる。

土方さんはまだ不思議そうにこちらを見ていたけど、私は気にせずに顔を洗いに行った。