「舞桜蝶といいます。」

私はなんとか落ち着いて声を出す。

「舞桜蝶?」

土方さんが怪しげにこちらをみる。

えっと・・・この状況はどうすれば・・・

とりあえず私は木に舞いあがる。

「なっ!」

土方さんが驚いたようにこちらをみつめる。

「凄い。蝶ちゃん身軽だねえ。」

沖田さんは感心するように呟く。

「総司。関心している場合じゃねえだろ。」

「うるさいですよ。土方さん。」

沖田さんは顔をしかめる。