生まれ変わってもキミが好き【完結】

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次の日になっても、あたしと清春の間には気まずい雰囲気が流れてて。


学校までの道のりもお互いほとんど無言で、いつもの道がものすごく長く感じた。



なんで清春の機嫌がこんなに悪いのか、さっぱりわからなくて。

だんだんあたしも腹が立ってきちゃって。



教室に着く頃には、思いきり距離が開いてしまっていた。




「おはよう、凛」


「清春くんもおはよ~」


「はよ」




ユキちゃんとアリサに短く返事をして、清春はさっさと自分の席に行く。


あたしに怒ってるんなら、他の人にまで態度悪くすることないのに。




「なんか、今日の清春くんいつもより……」


「……うん。かっこよくな~い?」


「はあ?」




どこが?


わけがわからなくて2人を見れば、

2人ともちょっと顔を赤くして、清春を見つめていた。


あたしもちらっと、清春の顔を盗み見る。



いつもより、かっこいい?