生まれ変わってもキミが好き【完結】





頭でごちゃごちゃ考えながら走っていて、気づかなかった。



目の前の信号が、赤く光っていたことに。




気づいた時にはもう、真横に車が迫っていて。




急なブレーキのかかるかん高い金属音が響いた直後、



息も思考もなにもかもが止まるほどの衝撃が、ドンッと全身を襲った。






体中の骨がくだけるみたいな、嫌な音がした気がした。