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夏休みが終わった。


清春との関係は、あれからどうなったかというと……。







「あふ。おはよう、凛」




朝。

約束の時間より10分遅れて家から出てきた清春。


大きなあくびに、浮かんだ涙。

半分しか開いてない目。




「おはようじゃないよ! 遅刻するじゃん!」


「だから、先行っていいのに」


「そしたら清春学校来ないでしょって、いつも言ってる!」




だらだらとやる気なさげに歩く清春の背を押して、今日もあたしは学校へ向かう。


小学校の頃から、変わらない朝のひとコマ。




キスをしても、あたしたちの関係は変わらなかった。