「気持ちを、引きずってる……?」
「前世がどうだろうと、いまの凛の名前は、小鳥遊凛だろ。それ、ちゃんとわかってる?」
そんなこと、わかってる。
でも前世のあたしも、あたしなんだよ。
きっとこの気持ちは、あたしにしかわからないんだ。
ただ黙って唇を尖らせるあたしに、清春はため息をついた。
「やっぱり、わかってない。これだから心配なんだ」
やれやれって感じで言って、また歩きだす清春の背中に、なぜかドキリとした。
清春は、少し変わった。
日下先生も変わった。
あたしもたぶん、変わってるんだと思う。
あたしたちの関係も、これから変わっていくのかもしれない。
そんな予感がした。
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