〔梓〕
「早すぎた?」
入学式に張り切って、家を出て来たのはいいけど着くのが早すぎた、杉浦梓(すぎうらあずさ)です。
「暇だなぁ…」
校庭のベンチに寝転がり、肘置きに頭を置く。
「なぁ‼なぁ‼」
「んっ」
気づいたら、寝てしまったみたいだった。
「あっ起きた」
まぁ、まぁ、かっこいいけど、あたしの好みじゃない。
「誰?」
「俺、一年の桃山要」
「あたし、一年の杉浦梓」
「よろしく」
「よろしく」
お互いに、挨拶しあったけど…
「っていうか、入学式始まってるよ」
「えっマジで⁉」
「ああ」
「もしかして、不良ちゃん?」
「そんなわけないじゃん」
「だよね」
「行かないの?」
「だって、もう間に合わないでしょ っていうか、桃山は?」
「要でいいよ」
「じゃあ、あたしも梓でいい」
「早すぎた?」
入学式に張り切って、家を出て来たのはいいけど着くのが早すぎた、杉浦梓(すぎうらあずさ)です。
「暇だなぁ…」
校庭のベンチに寝転がり、肘置きに頭を置く。
「なぁ‼なぁ‼」
「んっ」
気づいたら、寝てしまったみたいだった。
「あっ起きた」
まぁ、まぁ、かっこいいけど、あたしの好みじゃない。
「誰?」
「俺、一年の桃山要」
「あたし、一年の杉浦梓」
「よろしく」
「よろしく」
お互いに、挨拶しあったけど…
「っていうか、入学式始まってるよ」
「えっマジで⁉」
「ああ」
「もしかして、不良ちゃん?」
「そんなわけないじゃん」
「だよね」
「行かないの?」
「だって、もう間に合わないでしょ っていうか、桃山は?」
「要でいいよ」
「じゃあ、あたしも梓でいい」