「それ・・・本当、なの・・??」



一息にここまで話してくれたお母さんの目を見て、真偽を探る。
でもお母さんの瞳は揺るがなかった。



本当、なんだ・・・。




私はそう小さく呟いて、俯いた。

俯くと、瞳からは熱い熱い涙が零れてきて、止まらなかった。








──どうして、私は泣いているの?







申し訳ないから?
木原くんが可哀想だから?
思い出せない自分が、腹立たしいから?



多分、きっと、全部だ。




こんなことが合っていいのだろうか?



こんな、辛く切ないことがあって、いいのだろうか・・・。







私は、さっきまで握り締めていた写真を見つめる。








「木原、くん・・・っ」







ごめんなさい、ごめんなさい。





彼には届かないのに、私は泣き止むまでそう謝り続けた。