今日は休日。
たまには気分転換に町に出て、猫のエサやら缶詰やらを買いに来た。
「あれ、珍しい。アンタがこんなとこに居るなんて」
ふいに聞こえた聞き覚えのありすぎる声に、俺は振り向く。
そこには紙袋をぶらさげた、少し機嫌の良い桜井が立っていた。
「よぉ、お前も一人か。休日に一人で買い物なんて寂しい奴だな。」
「アンタも同じじゃない。っていうか一言多いってよく言われるでしょ?」
そんなこと言われたことないが。
「アンタは何買いに来たの?」
「猫のエサ」
「そういえば・・、まだサークルの裏で飼ってんの?」
昔はよく、俺といつかで世話しているのを桜井は見てたっけ。
「まぁな」
「飼い主、やっぱり見つからないんだ」
「ああ・・卒業までに見つからなかったら俺ん家で飼うよ」
そう言うと、桜井は嬉しそうに笑った。
「木原、これから暇ならアタシに付き合ってよ」
「あ?・・・いーけど、どこ行くんだ?」
桜井は手に持った紙袋を見せ付けて、
「買い物に決まってるじゃない。アンタ荷物持ちね」
「マジかよ・・・」
桜井は俺を便利な後輩かなんかと勘違いしてないか・・・?
「ま、暇だからいーけど。」
俺が承諾すると、桜井は嬉しそうに俺の腕を引っ張った。
たまには気分転換に町に出て、猫のエサやら缶詰やらを買いに来た。
「あれ、珍しい。アンタがこんなとこに居るなんて」
ふいに聞こえた聞き覚えのありすぎる声に、俺は振り向く。
そこには紙袋をぶらさげた、少し機嫌の良い桜井が立っていた。
「よぉ、お前も一人か。休日に一人で買い物なんて寂しい奴だな。」
「アンタも同じじゃない。っていうか一言多いってよく言われるでしょ?」
そんなこと言われたことないが。
「アンタは何買いに来たの?」
「猫のエサ」
「そういえば・・、まだサークルの裏で飼ってんの?」
昔はよく、俺といつかで世話しているのを桜井は見てたっけ。
「まぁな」
「飼い主、やっぱり見つからないんだ」
「ああ・・卒業までに見つからなかったら俺ん家で飼うよ」
そう言うと、桜井は嬉しそうに笑った。
「木原、これから暇ならアタシに付き合ってよ」
「あ?・・・いーけど、どこ行くんだ?」
桜井は手に持った紙袋を見せ付けて、
「買い物に決まってるじゃない。アンタ荷物持ちね」
「マジかよ・・・」
桜井は俺を便利な後輩かなんかと勘違いしてないか・・・?
「ま、暇だからいーけど。」
俺が承諾すると、桜井は嬉しそうに俺の腕を引っ張った。