――――――▼久野Side.



「うっわ…」


午後22時3分。


30分ほど前に連絡を受けていたが、顔を見てそんな声を上げた。



「…お前、『幸せなんだけど新たな問題が発生しました』って顔してるぞ」


「……………。」



複雑そうな顔をした、圭が玄関にいた。


『今夜そっちに泊まっていいか』と云われたのだ。