―――――― 早朝。 結局眠れず、早くから登校することになった。 さらに途中で久野に会い、今二人で登校しているところである。 「…いよいよ、今日だな」 先に、久野が話に触れてきた 「ああ。もう、華織とは笑えないと思うと寂しいけど」 「…本当、お前どこまでもネガティブだよな」 「……………。」 久野の呆れた目が、痛い。