混乱した私は愛理さんの声も気にせず走って施設に戻った。 1人でいるのが辛くなって、施設の先生に伝えて翔太くんと歩美ちゃんの家にきた。 でも雨が降っていて、体が随分と冷え込んでしまったからお風呂を貸してもらっている。 「美春・・・どう?」 「あったかいです・・・」 歩美ちゃんと翔太くんといると、気持ちが落ち着く。 本当にお兄ちゃんとお姉ちゃんみたいだから。