そんなことがあって早二年 僕は彼女に声もかけることも出来ずに 卒業を控えていた。 そんなある日、 先生の手伝いをしていて帰りが遅くなってしまった僕は 廊下を歩いていた。 すると、ある教室を横切ろうとしたとき 机に向かってなにか難しい顔で唸っている彼女を見つけた。 「………手伝おうか?」 気がつくと、声をかけていた 引っ込み思案な僕が、だ。 すると彼女は、そんな僕をぽかんとした顔で見て 「ほんとに?ありがとう」 そう言って顔を綻ばせた。