あまりの急展開に、あたしは目を白黒させていると 少年はしゃがみこみ、祐太郎の頭に手を添えた。 「―――…ごめんな」 背中越しに聞こえた声は、 ひどく、辛そうな声だった。 パアア、とその場が光で溢れかえった。 暗闇に慣れていた目に、その光は眩しすぎて たまらずあたしは目をつぶった。 暫くして、光が消え 路地裏は元の暗さに戻った。 「……行くぞ」 地に倒れ伏す祐太郎をそのままにし、 あたしは少年に腕を引かれながら その路地裏をあとにした。