また女達が回りに群がってきた。
「弘人~、亮介~、一緒に遊ぼう~。」

弘人は女達の手を振り払う。

「わりーけど、そんな気ねぇーから」
隣で亮介が嫌そうに手を振って女達を追い払う。

女好きの亮介が…!驚いて亮介を見つめると、視線を外された。

「亮介、熱あんのか?」

「ねぇーよ!気分だよ!…気分!」

亮介は、ぷいとステージで歌ってるバンドの方へと行ってしまった。

?なんだ、あいつ…。