二人以外誰も何も存在しえないこの物静かな空間で、何をどうすれば善いのか、僕にはとてもわからなかった。





教室に響くのは、時計の秒針の音と外から聞こえる部活動中の掛け声達。




沈黙と言うなの兵器に押し殺されそうになっていると、彼女から口を開いた。





「――私は絶対に死なないの」