それから、少し歩いた。 外はもう、暗くなっていた。 2人で並んで歩いている間、蓮杖さんは一言も話さなかった。 何かを考えている風にも見える。 隣にいるのに話さないと、1人で歩いているような感覚になる。 たまに吹き抜ける風が冷たい。 私は帰るべきなのかなって思うんだけど、隣から離れることが出来ない。 「何で桐藤くんと別れたの?」 ふいに蓮杖さんが呟いた。