「そっ、そんなことしないよっ」 「良かった……」 私は、首を振りながら言った。 その言葉を聞いて、玲は安堵した表情になった。 「じゃあ俺、帰るけん。 また明日、仕事でな?」 「玲、ありがとう。 それと、ごめんなさい」 私は、感謝の気持ちと申し訳ないのとでいっぱいだった。