千晃の言葉に、絢子が聞き返す。 その中で美羽は、もしかしてと思った。 「あのさ、うち、来年結婚するけん」 あっさりと言った台詞に、結花と絢子はボー然とする。 そして、すぐに大きな声を出す。 「ちょっと、本当!?」 「来年!?嘘じゃないよね?」 「ホントだってば。 そんなんで、嘘吐かないし」 結花と絢子の様子に、呆れながら千晃は言う。 それから、美羽の方を向いた。