「直哉くんは、千晃と結婚しないの?」 千晃と直哉も付き合って1年が経つ。 それどころか、中学の同級生だから知り合ってからはかなり経つ。 だから、結婚してもおかしくないと、美羽は思っていた。 「え?あー……」 少し困った様に、頭をかいている。 「美羽ちゃんだから言うけど、ずっとタイミング見計らってんの」 言葉を出した時には、顔がほんのり赤くなっていた。