「ちっ、小さいから見えにくいみたいで、よくぶつかるんです。 しょうがないんですっ」 照れを隠すために、自然と声が大きくなる。 「それもそうか。 ところで、今日は1人なの?」 アタシの周りに人がいないのを確認しながら、聞いてくる。 「いや、結花と…… 以前、俊介くんと会った時にいた友達と来てるんですけど、 結花の彼氏とその友達と来てるんで、ちょっと居づらくて……」