SEASONS【完】




考えても分からない。


そんなことを思いながら、家で千晃の迎えを待っていた。



一瞬、彼のことだろうかと思ったけど、1番最初に2人で会った以来、千晃は会っていないはずだ。


だから、何も知らないはず。



そのうち“迎えに来た”とメールが入り、家を出た。


間違いなく、千晃は怒っていた。


何に対してか分からないけど、怒っていた。



車に乗った時、あたしは笑顔で挨拶をしたけど、千晃は素っ気なく返すだけだった。