「事細かに話すことも、殴られることも、好きだから全部許すわけ? 普通なら警察も絡むような大事だよ? 彼氏だけんて、何をしても良い訳じゃないんだよ」 千晃は、いつも鋭く的確だった。 「千晃の言いたいことも分かるけどさー、結花も好きだけんしょうがないじゃん? 惚れた弱み?」 「そうだね。 それにアタシらだってついてるんだしさ」 そう言うのは、同じく親友の美羽と絢子だ。