「まさか、あんなところで話しのネタになるとは思わなかったけど。 水嶋が怒ったの、それが原因だろ?」 そう言われたとたん、うちの体は熱くなった。 外の気温と、恥ずかしさで暑い。 「付き合っていると思ったから、ショック受けたよ……」 相手に聞こえないように、小声でぼそりと呟いた。 「何で、そこは素直に答えるかな?」 小声で言ったつもりなのに、思いっきり聞こえていた。 うちはまた、恥ずかしくなった。