SEASONS【完】




「いいじゃん、行こう!」




加藤くんに腕を引っ張られ、近くの居酒屋に来た。


この時間にやっているのは、ファミレスか居酒屋ぐらいだからしょうがない。



彼はうちが何も言わなくても注文した。


よほどお腹すいていたようで、次々と注文する。


その上、お酒まで頼んだ。


彼だって、車だと思っていた。




「ちょっと、何でお酒飲んでいるの?
車でしょ?」




うちは車のため、しょうがなくウーロン茶を頼んだ。