「偶然も、2度続けば運命じゃないの?」 「そんなことないって」 うちは呆れたように返す。 数日経ってようやく、仕事で会うようになったことを美羽に報告した。 最初は黙っていようかと思ったけど、祭りの時以来、よく聞いて来た。 だから、話した。 「でもさ、一応番号知っているんだから、仕事以外で電話すればいいじゃん」 「仕事以外って、何話すのさ」