好きな人が、できました。



「あの…本当におかまいなく」



…なぜか宇野宅にいる私。


さっきの男の人は、宇野くんのお兄さんの隼斗さんらしい。


よーく見ると、宇野くんと似てる。


どうりで、どこかで見たことある顔だと思った。


あともう1人、高校生の弟の悠斗さんがいるってきいた。



「いいからいいから!あ、杏ちゃんは何飲む?」



なぜか上機嫌のお兄さんと、不機嫌な宇野くん。


さっき気づいたけど、宇野くんって本当に不機嫌になりやすいよね。


すぐむっとするし。



「もういいから。杏ちゃん、行こ」

「えっあ、うん」



お兄さんにお礼を言って、私は宇野くんの部屋へ。


初めて入る、男の人の部屋。



「杏ちゃんが来るなら、もっと片付けておけばよかったー」



宇野くんの部屋はあまり片付いてなくて、床に雑誌が散らばってたり、脱いだ服がベッドに放り投げてある。