「まあ、ちょっとな」
と答えたが、本当は有希の事はめちゃくちゃ可愛いと思ってる。出来る事なら俺の家に閉じ込めて、いつも抱き締めていたいぐらいに……
そんな妄想に浸っていたら、
「気持ち悪い……」と金沢が呟いた。
「え? そんなに酔っ払ったのか?」
「違うわよ。気持ち悪いのはあんたよ」
「お、俺?」
「そう。ニタニタしちゃってさ。さっきメールしてた時もニヤニヤして……。あんた、その子の事好きなんじゃないの?」
ドキッ!
「ま、まさかだろ? 相手は子供だぜ。妹みたいなもんさ」
咄嗟にそう言ってしまった。しかもムキになって。
後で思えば正直に話すチャンスだったのだが、言えなかった。金沢に言われた“気持ち悪い”という言葉が、俺には堪えていたから。
と答えたが、本当は有希の事はめちゃくちゃ可愛いと思ってる。出来る事なら俺の家に閉じ込めて、いつも抱き締めていたいぐらいに……
そんな妄想に浸っていたら、
「気持ち悪い……」と金沢が呟いた。
「え? そんなに酔っ払ったのか?」
「違うわよ。気持ち悪いのはあんたよ」
「お、俺?」
「そう。ニタニタしちゃってさ。さっきメールしてた時もニヤニヤして……。あんた、その子の事好きなんじゃないの?」
ドキッ!
「ま、まさかだろ? 相手は子供だぜ。妹みたいなもんさ」
咄嗟にそう言ってしまった。しかもムキになって。
後で思えば正直に話すチャンスだったのだが、言えなかった。金沢に言われた“気持ち悪い”という言葉が、俺には堪えていたから。



