おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜

「マジか?」


「マジよ。バレンタインのチョコだって、本当は手作りのをあげたかったの。でも時間がなくて……」


 参ったなあ。金沢に好かれてるなんて、ちっとも気付かなかった。

 金沢はそれなりにいい女だし、有希に出会う前だったら、躊躇なく金沢と付き合う事にしただろうけど……


「そんなに困った顔しなくてもいいんじゃない?」


「え?」


 しまった。顔に出てたか……


「深刻に考えないで? あなたは今まで通りでいいんだから」


「それって、どういう事?」


「つまり、今まで通り、たまにご飯やお酒に付き合ってくれればいいって事よ。無理に私を好きにならなくていいの」