おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜

「私ね……」という金沢の言葉で俺は我に返った。


「今まで、同期の男達って子供っぽいと思ってた」


 それを聞き、俺は同期の連中の顔を一人一人思い浮かべてみた。そして、自分自身も含めて、


「確かに……」


 と頷いた。


「その点、あの人は大人だと思ってた」


 “あの人”とは、金沢が不倫していた上司の事だろう。年は俺達より何歳か上なだけだが、自信に満ち溢れているし、俺達から見れば確かに大人だと思う。


「でも、私が間違えてた」


「というと?」


「男って、みんな同じなんだって、解ったの」