俺は有希のサクランボのような可愛い唇にキスを落とし、有希の体をギューッと抱き締めた。幸せな気分を胸いっぱいに溜めて。
「有希、俺はもうおまえを放さないよ。いいかい?」
「いいわよ? さっきの話、考えてもいいかも」
「さっきの話?」
はて? 俺、なんか言ったっけ?
「分からないの?」
「ぜんぜん」
「じゃあヒント。私ね、進学しないで就職するつもりだけど、まだ内定取れてないの」
「あ、そう? 今は酷い就職難だからなぁ……って、なぜにそれがヒント?」
「もう……おじさんってほんと、バカ!」
「おじさんって言うな!」
(おしまい)
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
祐司が有希に言って思い出せない言葉は何か、お分かりですよね?
もしお分かりでない方は、201ページの中頃の台詞をご覧くださいませ。
2012.5.28 秋風月
「有希、俺はもうおまえを放さないよ。いいかい?」
「いいわよ? さっきの話、考えてもいいかも」
「さっきの話?」
はて? 俺、なんか言ったっけ?
「分からないの?」
「ぜんぜん」
「じゃあヒント。私ね、進学しないで就職するつもりだけど、まだ内定取れてないの」
「あ、そう? 今は酷い就職難だからなぁ……って、なぜにそれがヒント?」
「もう……おじさんってほんと、バカ!」
「おじさんって言うな!」
(おしまい)
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
祐司が有希に言って思い出せない言葉は何か、お分かりですよね?
もしお分かりでない方は、201ページの中頃の台詞をご覧くださいませ。
2012.5.28 秋風月



