「俺なんか、有希から見たらひとまわりも上のおじさんだし、せいぜいお兄さん代わりに見られてるんだろうな、って……」
「私はおじさんの事、お兄さんともおじさんとも思ってないよ?」
「ほんとか? おじさんって呼ばれながらそう言われても、説得力ないんだけど?」
「だって、最初におじさんって呼んだから、その呼び方が馴染んじゃったんだもん」
「そっか。でもこれからはおじさんはなしな?」
「じゃあ、何て呼べばいいの?」
「そうだなぁ。河村さんというのも他人行儀だしな、やっぱり祐司、かな」
「祐司さん?」
「そう。“さん”は取ってもいいぞ?」
「祐司?」
「そうそう。いい響きだ」
「私はおじさんの事、お兄さんともおじさんとも思ってないよ?」
「ほんとか? おじさんって呼ばれながらそう言われても、説得力ないんだけど?」
「だって、最初におじさんって呼んだから、その呼び方が馴染んじゃったんだもん」
「そっか。でもこれからはおじさんはなしな?」
「じゃあ、何て呼べばいいの?」
「そうだなぁ。河村さんというのも他人行儀だしな、やっぱり祐司、かな」
「祐司さん?」
「そう。“さん”は取ってもいいぞ?」
「祐司?」
「そうそう。いい響きだ」



