おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜

「マジか!?」


 俺はびっくりして、思わず有希の肩を持って顔をまじまじと見てしまった。


「もう、見ないでって言ったのに……」


 有希の顔は、夜目でも分かるほど真っ赤だった。


「だっておまえ、そんな事ちっとも……」


「隠してたんだもん。おじさんから見たら私なんか子供だし、愛美さんみたいな綺麗な彼女さんがいたから……」


「そ、そうだったのか……。俺はさ、金沢は彼女じゃないし、ずっとおまえに夢中だったよ。いや、過去形じゃないな、今も夢中さ」


「言ってくれればよかったのに……」