おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜

「そう。私、確かに学校で友達いないけど、虐められたりしないよ?」


「そうなのか? あのヤロウ……。でもさ、俺には学校の事は分からないからさ……」


「分からないにもほどがあるわ」


「ど、どういう事だよ?」


「私は高3なのよ。忘れた?」


「いいや、ちゃんと覚えてるよ」


「3年生はね、もうすぐ卒業だし、学校にはほとんど行ってないの」


「そ、そうかぁ……」


 うわあ、確かにそうだよな。12年前の事だけど、昔も確かそうだった。

 委員長の奴、俺をコケにしやがって……