おじさんって言うな! 〜現役JKに恋した三十男の物語〜

 支払いを済ますと、店員は縫いぐるみを袋に入れようとしたが、俺はそれを断り、ハサミで値札を切ってもらった。


「はいよ」


 そしてそれを、有希の胸元に押し付けた。


「ありがとう」


 有希はそう言って、愛しそうにそれを両手で持ち、


「うさちゃん、よろしくね?」


 そう言って、白い縫いぐるみのうさ公にチュッと口付けた。

 俺はそれを見て、買ってよかったと思った。こんな有希が見られるなら、金なんかちっとも惜しくない、と。ただしうさ公が、ちょっと羨ましかったけども。