向日葵



吸入してしばらくたつと、あやは楽になったのか息づかいがもとに戻ってきた


「大丈夫か?」

そう聞くとあやは首を縦に振った


「良かったー、もうどれだけ心配したと思ってるんだよ」

ちょっと怒ったような口調で、あやに言ってみた



「ごめんなさい…」


するとあやは蚊の泣くような小さい声で答えた


あやその顔は反則だ

涙目で上目使いされたら、お前のこと意識しちゃうじゃねーか