母さんは、自慢げにそう演説すると月華と桜空に向き直る。



「あんたたちも!調子に乗らないでね、この子たち見た通りの鈍感男たちなんだからね?!」


「分かってるょ!結局は、瞬兄を守れって話でしょ?まっかしといて!」


「あたしは、恭を守ればいいんだよね〜?」



3人は、無邪気に笑っている。


楽しそうだけど、俺らの学んだことは一つ。


《女はむやみに信じないこと。》


      《終わり》