地味女が巻き込まれました。【下完】



「体熱すぎ」



私の顔を抱きながら覗き込む。


大体貴方が熱くしたんですから。



ツーンと顔を、タオルケットに埋める。



「可愛い」



タオルケットを被ってて良かった・・・。


今の言葉一つで私の顔は更に熱を増す。



湯気とか出てたり・・。


廉は本当に鈍感。



私の気持ちを知らずにこんな甘い言葉を軽々しく言う。



色気ムンムンにさせながら。




廉には私はどういう風に見えてるのかな?



妹みたいな・・・存在?



それともちゃんと一人の女の子として見ていてくれてるの?