優はその場にしゃがみ、シロツメグサの花を探して摘んで行く。
何もしないのは申し訳無いので、私も必死にシロツメグサを探した。
今、考えると何気に優と二人きりになるの初めてだ。
何時もは何かしらくっついている。
すると、いきなり優が花を摘みながら口を開いた。
「ありがとうございます」
えっ?
今、それを言う立場はどう考えても私だと思うんだけども・・。
「貴方が来てから皆、変わりました。」
花を摘むのを一時停止させ、私の方を見ながら話出す。
「昔の神龍は、凄い荒れてたんですよ?笑いも無ければ、会話も無い。」
「うっ・・・そ・・」
今からしたら想像もつかない発言に驚く。



