地味女が巻き込まれました。【下完】



「それはさておき、下の階で入院したと聞いたのじゃが、何故ここにおる?」


「豹の友達何です..。」

それを聞いて驚いた顔をするお医者さん。


「フォッフォッフォッ・・運命とは不思議なものじゃなあ・・」


ボソッとそう呟き言葉を続ける。


「豹くんは腹部からの大量出血・・そして右腕と左脚が骨折しておる・・意識不明の重体じゃ・・。」


「何故かお見舞いに来たのは綾香ちゃんだけなんじゃ・・」


白髪交じりの眉毛を下げて言う。


私はその症状の重さの現実を受け止める。