ナースさんが言っていた通り緊急室は廊下の一番端にあった。 ガチャッ 目の前にある緊急室へのドアを何の迷いもなく開ける。 「ひょ・・う・・?」 私の前のこの状況が全く飲み込めない。 ガラス張りにされた部屋の真ん中にあるベッド。 そこには沢山の管が繋がれた・・豹。 見るに絶えない痛々しさがガラス越しでもヒシヒシと伝わってくる。