「大丈夫ですか?」 後ろから声が聞こえ、瞑っていた目を開き、振り返る。 私を助けてくれたのは人の良さそうな30歳くらいのな男の人。 まだまだ、若々しく爽やかな感じの男の人は私の体制を立て直してくれた。 「あんまり、走ると危ないよ。」 とても、良い・・・人だなと思う。 でも何だろうか、この心の中の違和感は・・・? 心に傷が入った様にズキズキする。 それは、恋とは違う私の知らない痛み。